カリフォルニアワイン輸出、史上最高を更新

　米国の2013年のワイン輸出額は15億5000万ドルで、2012年より16・4％も増加して、史上最高を更新した。4年連続の伸びとなった。

　ワイン・インスティテュート・オブ・カリフォルニアによると、量では4840万ケースで、7・5％の伸び。90％をカリフォルニアが占める。最大の輸出先は28加盟国からなるEU。6億1700万ドルで31％増。カナダが4億5400万ドルで続き、日本は1億200万ドルで7％のダウン。その後は香港、中国、メキシコ、韓国の順。

　カリフォルニアワインの最大の市場は米国で、輸出は5分の1に当たる。2020年までに20億ドルの輸出額を達成する目標を定めている。ワイン・インスティテュートのロバート・コッチCEOは「通商障壁や公的援助を受けた外国の競争相手にもかかわらず、世界中の消費者が、カリフォルニアワインの品質、多様性、価値を認め続けている」と発表した。

　堀賢一・駐日代表の発言によると、日本市場では、人気ブランドのバルクワイン輸入が増大しており、関税の削減と在庫管理の円滑化につながっている。また、高価なワインの輸入が増大し、バイ・ザ・グラス・プロモーションの成功によって、ハイエンド・レストランに占める割合が増えているという。