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シャンパーニュ委員会は31日、2019年の収穫開始日を発表した。南部オーブ県で、9月2日から始まる予定。
319の村で3品種の収穫が最も早いのは、オーブ県南東部のポリジー(Polisy)とバルノ・シュル・レーニュ(Balnot-sur-Laignes)。いずれも9月2日に始まる。ポリゾ(Polisot)とBuxeuil(ビュクセイユ)も、シャルドネの4日以外は2日から始まる。これらの村は、ローズ・ド・ジャンヌとピエール・ジェルベが本拠を置くセル・シュール・ウルスから南に5キロ圏内に広がっている。例年、最も収穫が早く、2018年は8月20日から始まった。
最も栽培面積が広く、グランクリュの集中するモンターニュ・ド・ランスとコート・デ・ブラン、グランド・ヴァレ・ド・ラ・マルヌ地区を含むマルヌ県では、大半の村で9日の週から始まる。
収穫開始日は収穫の解禁日を示しており、各生産者はブドウの成熟度合いを見て、実際の開始日を決める。2019年は春の霜、うどこん病、べと病、夏季の2回の熱波でブドウが焼けるなどの影響で、収量は減ったが、酸度が高く、適切な熟度が得られたという。シャンパーニュ委員会によると、アロマの成熟の度合いは高く、シャルドネとピノ・ノワールの糖度は10.5%、ムニエは10%に達する見込み。
2019年の収量上限は前年をわずかに下回る1万200キロ/ha。フランス国内市場が減少傾向にあり、ブレグジットの英国、対中貿易摩擦を抱える米国など、不安定要素があるため、2017、2018年の1万800キロ/haより少ない設定となった。2018年は質量ともに恵まれたため、豊富なリザーヴワインを備蓄している。
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