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世界最大のワイン教育機関「Wine and Spirits Education Trust」(WSET)の、受験生が過去最大の10万8000人を記録した。各国で増加しており、日本は33%と米国を上回る伸び率を示した。
2019年7月末で終わった2018/2019年学期の受験生数は15%増加し、10万8557人に達した。WSETによると、トレードと消費者の世界的な需要が増大し、ワイン、スピリッツ、酒のすべての分野で2けた増を記録した。中でも、スピリッツは33%増加した。
WSETのCEOイアン・ハリスは「WSETのワイン、スピリッツ、酒資格の世界的な需要は、世界的な教育の基準を設ける重要性を示している。1969年の設立時の受験生は2000人にも満たなかった。50年を経て、75か国に10万人以上の受験生を抱えている」とコメントした。
トップ3の市場は英国、中国本土、米国。いずれも11年連続で伸びている。米国は26%増で1万7416人、中国本土は20%増で1万8206人、英国は5%増で2万448人。
そのほかの国では、インドが50%増で初めてトップ20入りした。ヨーロッパの主要生産国の伸びは、フランス(35%)、ドイツ(28%)、イタリア(24%)、スペイン(8%)など好調だ。日本も33%増と大きく増えた。
トップ10市場(伸び率)は以下の通り。
1 英国 (5%)
2 中国本土 (20%)
3 米国 (26%)
4 カナダ (13%)
5 フランス (35%)
6 香港 (5%)
7 オーストラリア (7%)
8 台湾 (16%)
9 日本 (33%)
10 オランダ (18%)
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