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2015年にユネスコの世界遺産に登録されたシャンパーニュ地方の生産者が、本格的なワインツーリズムに乗り出す。ウェブサイトを始動させ、2019年は英国と日本を先行ターゲット市場とし、2020年から世界的なプロモーションを展開する。
シャンパーニュ委員会が「La Champagne, refined art de vivre」(シャンパーニュ、洗練された暮らしの芸術)というスローガンを立ち上げ、シャンパーニュ地方の観光、美食、歴史などをアピールする。「シャンパーニュの丘陵、メゾンとカーヴ」は2015年、ユネスコの世界遺産に登録された。プロモーションを通じて、シャンパーニュの飲み物としての魅力はもちろん、ランスの大聖堂などの観光名所、メゾン、レストランなど、多彩な魅力を訴える。
英国はシャンパーニュのNo.1輸出市場で、シャンパーニュ地方を訪れる観光客が最も多い。日本は世界3番目の輸出市場で、成長を続けている。
ウェブサイトは、テタンジェ、モエ・シャンドンなどメゾンを訪問するための手引き、モンターニュ・ド・ランス、コート・デ・ブランなど主要産地の畑を回るための地図やオーディオガイド、有名なレストラン紹介などシャンパーニュ地方を多角的に楽しむための情報を満載している。シャンパーニュへ旅するための実用ガイドであると同時に、歴史や物語にふれられる読み物的な要素も含まれている。
ユネスコの世界遺産に指定されたのは次の14拠点。
・オーヴィレールの丘陵(Les coteaux d’Hautvillers)
・オーヴィレールの共同カーヴ(Les caves cooperatives d’Hautvillers)
・オーヴィレールのトマ・カーヴ(La cave Thomas a Hautvillers)
・アイの丘陵(Les coteaux d’Ay)
・アイのカーヴ(Les caves d’Ay)
・マレイユ・シュール・アイの丘陵(Les coteaux de Mareuil-sur-Ay)
・マレイユ・シュール・アイのカーヴ(Les caves de Mareuil-sur-Ay)
・サンニケーズの丘(La colline Saint-Nicaise)
・ポメリー、リュイナール、ヴーヴ・クリコ、シャルル・エドシックのカーヴ(Les caves Pommery, Ruinart, Veuve-Clicquot, Charles Heidsieck)
・テタンジェのカーヴ(Les caves Taittinger)
・マルテルのカーヴ (Les caves Martel)
・シャンパーニュ大通り(L’avenue de Champagne)
・フォール・シャブロル シャンパーニュ研究所(Le Fort Chabrol)
・シャンパーニュ大通りのカーヴ(Les caves de l’avenue de Champagne)
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