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エスカ対策となるプーサール剪定、持続的なワイン造りをアルザスで考える

 ブドウ栽培の世界で今、エスカ(Esca)というカビによる被害が大きな問題になっている。これは、ブドウの葉や実に強く影響するベト病やウドンコ病とは違い、ブドウ樹自体にダメージを与え、最終的に枯らしてしまう。有効な対策とされていた亜ヒ酸ナトリウムの散布が、人体に有害だとして、2001年にヨーロッパで禁止されて以降、被害は増大する一方である。

 

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エスカが侵入したと思われる黒い痕。この菌は光に弱いので、壊死した暗い樹に潜む。こういった部分はまだ、虫歯を除くように削る作業(Curtage)すれば回復する可能性がある

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