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ボルドー2018年の収穫量は、5億リットルで平均的な量となったが、産地によってばらつきがある。シャトー・ボーダック当主で、コメンテーターのギャヴァン・クイニーが自らのウェブサイトやLiv-exなどで発表した。
2018年の収穫量は5億リットルで、6億6600万本に相当する。過去10年間の平均は5億700万本。これには少量生産となった2013年と2017年も含まれるが、豊作となった2016年の5億7700万リットルは下回る。2017年は雹害で3億5000万リットルと1991年以来、最小の収穫量だった。
ただ、2018年はアペラシオンによって収穫量が大きく異なる。5月にはペサック、オー・メドックと右岸ブール、ブライの一部、7月にはオー・メドック、ブール、ソーテルヌが雹の被害を受けた。また、4月の雨に続いて、5月と6月の冷しさと湿度で、一部の産地はべと病の被害が大きかった。
トップ7アペラシオンを見ると、ポイヤック、サンジュリアン、サンテステフの2018年の収量は、2017年を下回った。サンテミリオンとポムロールの2018年は大きく増加した。マルゴー、ペサック・レオニャンはわずかに増加した。
ポイヤックやマルゴーには、ビオロジックやビオディナミに転換しているシャトーが多く、そうした生産者ではべと病に悩まされて収量が低下した可能性がある。
品質については、ジャン・ピエール・ムエックス社のクリスチャン・ムエックス社長が「正直に言って、過去50年の歴史の中で最高のヴィンテージ。点数をつければ99点プラスだ」と自信を持って語った。ドメーヌ・バロン・ロスチャイルド・ラフィットCEOのジャン・ギョーム・プラッツは「世紀のヴィンテージという言葉はボルドーで多用されがちだが、2018は本当に世紀のヴィンテージ」と語った。
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