世界で人気のグルメ紀行番組『The Wine Show -極上のワインに魅せられて-』、明日からWOWOWプライムで放送

　世界各地で産するワインの魅力をビビッドな映像とホストの軽妙なトークで伝えるグルメ紀行番組『The Wine Show -極上のワインに魅せられて-』が、明日12日からWOWOWプライムで放送される。

　日本で放送されるワイン関連番組は、スタジオ収録主体か、単独の造り手と産地にフォーカスしたものが多いが、この番組はワインが暮らしに浸透している英国ベースで制作されるだけあって、多彩な産地の歴史、ワイン造りに関わる人々の表情、料理とのペアリングなど、ワイン文化をトータルに、なおかつわかりやすく描いている。

　無料放送される1回目（12日午前7時）には、シャトー・マルゴーでの収穫・醸造、南アフリカのヴァン・ド・コンスタンスの歴史と古酒、トスカーナのヴィーノ・ノビレ・ド・モンタルチーノ探索、オーストラリアの小規模生産者でのワイン造りなど、盛りだくさんな内容を50分の放送時間にバランスよく構成している。ニュイ・サン・ジョルジュと鹿料理のペアリング、ワインの保存法なども盛り込んだ。

　案内役は英米の人気ドラマで活躍するマシュー・グードとマシュー・リース。2人が世界各地を旅し、持ち帰ったワインをエキスパートのジョー・ファットリーニと一緒に飲みながら、知識を深めるという構成となっている。2人の会話がテンポよく、ブドウ畑の美しい風景やセラーの神秘的な映像と相まって、産地によって異なる空気感を伝えてくれる。お勉強ではなく、見ているうちに、産地に行きたくなる、ワインを飲みたくなるフレンドリーな番組だ。

　ソムリエ＆ワインテイスターの大越基裕さんが日本語版を監修し、登場したワインが自宅で飲める「ワイン定期便」も番組内で紹介する。

　大越さんは「ワインはカジュアルなものから高級なもの、クラシカルからナチュラルまでと幅広い。様々な機器や道具の実演、有名シェフによるペアリング料理の提案など盛りだくさんです。ビギナーの出演者が学びながら展開していく内容なので、知識だけで押すわけではなく、ユーモアもたっぷり。親しみやすく、わかりやすい。プロフェッショナルの方にも訪れたことのない産地の映像がたくさん出てくるので、新たな発見につながるかと思います」と話している。

　放送は毎週土曜午前7時。シーズン2は全13話。4月13日に始まるシーズン2では、日本も登場し、ジャンシス・ロビンソンもフィーチャーされる。番組は100か国以上で放送されている。