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相次ぐ霜や雹害、フランスがワイン備蓄量を緩和

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 フランスで相次ぐ雹や霜などの自然災害による生産量の減少を補うため、INAO(国立原産地名称研究所)は、ワインの備蓄規則を緩和する。
 INAOは21日、赤ワインと白ワインの生産者に年間生産量の20%を、3年間にわたり計50%まで備蓄できるように規則を緩和すると発表した。これまでは10%だった。備蓄の規則は量的、質的な損失を補うために2013年に定められた。甘口ワインとシャンパーニュは除外されていたが、今回は甘口が含まれる。
 気候変動により、フランスでは春の霜と夏の干ばつに苦しめられるケースが増えている。ボルドーは5月26日、雹の嵐でペサック・レオニャン、オーメドック、アントル・ドゥ・メール、コート・ド・ブール、コート・ド・ブライなどに被害が出た。2017年は春の霜害で生産量が40%減少した。シャンパーニュでは5月初旬にコート・デ・バール地区が2年連続の、雹を伴う嵐に見舞われた。
Twitter@PBMMW

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