2016年WSETの受験生、過去最高を記録

　WSETの昨年の試験を受けた受験生は、19%増と過去最高を示した。世界のワイン産業で、世界標準の資格の重要性が高まっていることを示している。
　2017年7月31日で終わる学期には8万5487人が受験した。15年間連続で増えている。英国が世界のトップ市場で、243の公認プログラムが設定されている。中国と米国の伸びが大きく、フランスも増えている。
　英国の受験生は計1万9401人に達した。中国と米国も増加が大きい。それぞれ、41%増で1万2813人、48%増で1万1487人が受験した。
　カナダは4%増で4位に入り、香港は16%増で5番目。フランスは32%増で6番目だった。7位は27%増のオーストラリア、5%増の台湾、13%増の韓国と続き、10位は11%増のスイス。
　WSETは昨年、香港に国際オフィスを開設し、チェコとモンテネグロでもコースを開設した。スピリッツのレベル2とSAKEのレベル3の教材も用意し、英国や日本ではSAKE講座の人気が高まっている。WSETは世界標準のワイン教育プログラム。70か国以上で、19の言語に対応し、750のプロバイダーがいる。WSETのディプロマはMWの受験に必要な資格。

上位10か国は以下の通り。
1　英国 (+14%)
2　中国本土 (+41%)
3　米国A (+48%)
4　カナダ (+4%)
5　香港 (+16%)
6　フランス (+32%)
7　オーストラリア (+27%)
8　台湾 (+5%)
9　韓国 (+13%)
10　スイス (+11%)