伝統派と改革派の図式で割り切れない、南ピエモンテの現実
コラム
染谷文平
時期限定の貴重な食材を求めて、世界中から大勢の旅行者でにぎわっていた。白トリュフの香りに惹かれてアルバに赴いたのは11..
ラインガウの真の個性とは ペーター・ヤコブ・キューン醸造所の2つの特級畑
コラム
染谷文平
「この周りの9割の生産者たちは、機械で収穫しているんだ」 運転中のペーター・ヤコブは少し声を荒げた。 「まあライン..
幻の「菊鹿シャルドネ」 熊本のテロワール考察
コラム
染谷文平
日本に帰国すると必ず、国産のワインを試飲する。非常に素晴らしい品質のものや、感動させられるワインに出会う機会が増えて..
早い収穫が常態化、ブルゴーニュ2018は偉大なヴィンテージか
コラム
染谷文平
寝耳に水だった。ブルゴーニュの収穫が、8月20日に始まったというニュースが流れた。 その時点では日本に滞在していた。..
シャンパーニュのボランジェ、品質の秘密を探る
コラム
染谷文平
映画『007』のジェームズ・ボンドが好んで飲むシャンパーニュといえば、決まってボランジェ。こんなに映画と密接に関わる事..
夏の味わいヴァケラス、地質学から探る味わいの複雑性
コラム
染谷文平
中世に教皇府のあったアヴィニョンでは、夏になると盛大な演劇祭「Festival d’Avignon」が開かれる。毎年、演劇祭公式ワイン..
アンジュワインの今、ドメーヌ・クロ・ド・レリュの挑戦
コラム
染谷文平
甘口ワインが売れにくなっている。レストランで仕事をしていて、つくづく感じることである。世の中の料理が、重いものから軽..
2015ブルゴーニュは本当に偉大なヴィンテージか？ 造り手の多彩な声から探る
コラム
染谷文平
3月26日、久しぶりに心地よい快晴のパリ。シャンゼリゼのパヴィヨン・ルドワイヨンにて、ブルゴーニュ家族経営ドメーヌ協会（L..
ミシュランは絶対か？日本人の星付き料理人が増えるわけ
コラム
染谷文平
フランス料理界は大きな変化の時期を迎えている。 2018年2月5日、パリ郊外で行われた毎年恒例のミシュラン・ガイドのセレ..
コシュ・デュリに匹敵するミネラルのシャスラ、ドイツ新世代のツィアライゼン
コラム
染谷文平
シャスラ品種から生まれるワインに、それほど感動したことはなかったが、腰を抜かす味わいのものに出会った。鮮烈なアロマ、..