トランプ大統領、習近平主席をカジュアルワインで接待

　米フロリダで6日に行われたトランプ大統領と中国の習近平国家主席の初の首脳会談後の晩さん会で、トランプ大統領はドーバー・ソールと熟成肉のステーキでもてなし、ワインはお手ごろな「チョークヒル　シャルドネ　ソノマ・コースト　2014」と「ジラード　カベルネ・ソーヴィニヨン　　ナパヴァレー　2014」を供した。
　トランプ大統領は2015年8月、人民元の切り下げを批判して「大統領になったら、習近平を豪華な晩さん会でもてなす代わりに、マクドナルドのハンバーガーを用意する」と発言していたが、フロリダの別荘で供したのはカジュアルな料理だった。
　前菜は「シーザーサラダ」、主菜は「ドーバー・ソールのパン粉焼き」か「乾燥熟成のプライム・ニューヨーク・ストリップ・ステーキ」。デザートはチョコレートケーキだった。
　トランプ大統領は禁酒しているが、ワインは「チョークヒル　シャルドネ　ソノマ・コースト　2014」と「ジラード　カベルネ・ソーヴィニヨン　　ナパヴァレー　2014」が供された。シャルドネのワイナリー直販価格は25.99ドル、カベルネのワイナリー直販価格は2013年が35ドル。ホワイトハウスのワインディレクターが選ぶワインとしては、比較的にお手ごろなワインとなった。
　米国のシリア攻撃は、この晩さんのチョコレートケーキを食べている時に、大統領から習主席に伝えられた。会談の具体的な成果は乏しく、習主席は別荘ではなく、近くのホテルに宿泊した。メニューとワインも微妙な距離感を感じさせるものだった。