- FREE
東京・銀座のワインバーで、人気作家がグラス片手にワインへの想いや文学観を語った「文学ワイン会」をまとめた「文学とワイン」が出版された。
一風変わったこのワイン会は、「本の音夜話(ねやわ)」と題して、銀座エノテカ・ミレで定期的に行われてきた。作家がワインを飲みながら司会のライターと語らうのを、少人数の参加者が囲む形で行われている。ワインと文学を愛するファンが、グラスとトークを同時に楽しむ珍しい趣向。これまでに登場した10人の作家の会をベースに、司会者のライター山内宏泰が書籍にまとめた。
登場するのは、西川美和、田中慎弥、島本理生、平野啓一郎、角田光代ら。ライターが作家とのやりとりからふくらませた作品の解釈や、取材で聞き出した作家の本音を柔らかいタッチでつづり、実際のワイン会のQ&Aも添えている。作家のキャラクターに合わせて選ばれ、現場で供されたワインの紹介もついている。ワインを潤滑剤に、作家の本性や作品の本質に迫るという新たなアプローチで、文学とワインを有機的にブレンドしている。
文学ファンは、作家や作品の新たな魅力を発見でき、ワイン愛好家は文学との距離を縮められる読み物となっている。グラス片手に楽しみたい。
税込1944円。青幻舎。
一風変わったこのワイン会は、「本の音夜話(ねやわ)」と題して、銀座エノテカ・ミレで定期的に行われてきた。作家がワインを飲みながら司会のライターと語らうのを、少人数の参加者が囲む形で行われている。ワインと文学を愛するファンが、グラスとトークを同時に楽しむ珍しい趣向。これまでに登場した10人の作家の会をベースに、司会者のライター山内宏泰が書籍にまとめた。
登場するのは、西川美和、田中慎弥、島本理生、平野啓一郎、角田光代ら。ライターが作家とのやりとりからふくらませた作品の解釈や、取材で聞き出した作家の本音を柔らかいタッチでつづり、実際のワイン会のQ&Aも添えている。作家のキャラクターに合わせて選ばれ、現場で供されたワインの紹介もついている。ワインを潤滑剤に、作家の本性や作品の本質に迫るという新たなアプローチで、文学とワインを有機的にブレンドしている。
文学ファンは、作家や作品の新たな魅力を発見でき、ワイン愛好家は文学との距離を縮められる読み物となっている。グラス片手に楽しみたい。
税込1944円。青幻舎。
購読申込のご案内はこちら
会員登録(有料)されると会員様だけの記事が購読ができます。
世界の旬なワイン情報が集まっているので情報収集の時間も短縮できます!