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ボルドーでブルゴーニュ尽くし、熟成したラモネやデュロシユを手ごろに楽しむ

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 ボルドーはワイン産業の聖地。世界のワインが集まっている。ワインレポートツアー2日目のディナーはワインバー「L'univerre」で、ブルゴーニュ尽くしを楽しんだ。昼間はボルドーしか飲まないので、夜はパレットを変えようという趣向である。


 路地裏にひっそりとあるここはスター・ワイン・リストにも選ばれている伝説的なお店。1500種を超す各国のワインをオンリストしている。壁に並ぶ空瓶を見ればセラーを管理するオリヴィエ・ベイルの見識の深さがわかる。ローズ・ド・ジャンヌのRDJやDRCからバローロ、新世界まで。見ているだけでうれしくなってくる。


 ハイエンドなワインだけでなく、熟成したレジョナルなワインをそろえている。しかも価格が安い。60ユーロの2018年前後のブルゴーニュの選択肢が多い。日本にあったら通ってしまいそうなワインバーなのだ。私1人なら毎晩、ここに来てもいい。


 口開けはドメーヌ・ジャン・クロード・ラモネ。2018がリストに載っているとは予想もしていなかった。店主が「ブラインドにするか?」と聞くので、勉強も兼ねてめったにしないのだが、ブラインドでサービスしてもらった。


 「ドメーヌ・ジャン・クロード・ラモネ ブルゴーニュ・ブラン 2018」(Domaine Jean-Claude Ramonet Bourgogne Blanc 2018)はほのかにトースティ、熟した桃、レモンオイル、柑橘、カキ殻、生き生きしていて、さわやかな酸、まろやかでほどよい厚み。塩気を帯びた余韻がじりじりと伸びる。60ユーロ。90点。


 新鮮なトマトやモッツァレッラを生かしたフレッシュな前菜が続く。赤に切り替えた。


 「ドメーヌ・ファニー・サーブル モンテリ・レ・スー・ロッシュ 2019」(Domaine Fanny Sabre Monthelie Les Sous Roches 2019)はスミレ、ラズベリー、オレンジの皮、バラの花弁に優しく包まれる。柔らかいテクスチャー、ジューシーでフローラルな余韻。フィリップ・パカレの弟子。パカレは一時、ボーヌにあるサーブルのセラーを間借りしていた。60ユーロ。89点。


 続いて、DRCの共同経営者を務めたオベール・ド・ヴィレーヌが妻のパメラと一緒に経営し、おいのピエール・ド・ブノワがワインを造っているドメーヌ・ド・ヴィレーヌ。熟成した2015年を見つけた。


 「ドメーヌ・ド・ヴィレーヌ ブルゴーニュ・コート・シャロネーズ ラ・ディゴワーヌ 2015」(Domaine de Villaine Bourgogne Cote Chalonnaise La Digoine 2015)はブーズロンの斜面のふもとに位置する表土の厚い畑。レッドチェリー、ブラッドオレンジ、乾いたバラ、落ち葉、肉厚、グリップがあり、骨格がしっかりしている。うまみがあり、少しサントネイを思わせる。60ユーロ。92点。


 最後はメイユール・ヴァン・ド・フランスで3つ星に昇格したジュブレ・シャンベルタンのデュロシェの熟成したブルゴーニュ。ピエール・デュロシェはロッククライミングのフランス代表でもあったヴィニュロンだ。


 「ドメーヌ・デュロシェ ブルゴーニュ 2017」(Domaine Duroche Bourgogne 2017)はレッドチェリー、プラム、毛皮、アーシーで明るい果実味。しっかりした酸があり純粋、潮の飛沫、砕いた石、骨格があり塩気を帯びている。ジューシーなテクスチャー、生き生きした余韻が伸びる。75ユーロ。91点。


 7時半から始めたディナーは10時前に終えたが、外はまだ明るかった。

口開けはラモネ
肉料理も充実
屋外にも席が

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