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オークションハウスの「サザビーズ」は高級ワインとスピリッツの2025年の売り上げが、前年比12%増の1億2750万ドルに達したと発表した。
オークションとプライベートセールを含むこの総額は、ワイン・スピリッツ部門が1970年に設立されて以来、4番目に大きな売り上げ高。2023年(1億5900万ドル)、2022年(1億5000万ドル)、2021年(1億3200万ドル)に次ぐ。売り上げ高は2015年の4700万米ドルから過去10年間で2倍以上に増加した。
サザビーズはニューヨーク、香港、ロンドン、パリ、ジュネーヴ、ケルン、ミラノ、ボーヌ、シンガポール、チューリッヒ、リヤド、アブダビ、エディンバラに拠点を構える。
ヨーロッパはサザビーズが最も好成績を収めた地域で、収益は計5670万ドルに達した。フランスで3540万ドル、英国で2130万ドルとなった。サザビーズはオスピス・ド・ボーヌとパートナーシップを組んでおり、毎年恒例のオスピス・ド・ボーヌ・チャリティ・ワインオークションを2030年まで開催できる。
サザビーズは2025年に8か所の販売拠点で69件のワインとスピリッツのオークションを開いた。そのうち33件は単独所有者のコレクションで、全体のほぼ半数を占めている。
バイヤーの35%が初めての取り引きで、過去最高の63か国から参加した。ヨーロッパ、中東、アフリカが34%、南北アメリカが33%、アジアが32%だったという。
ワイン&スピリッツ部門の世界責任者ニック・ペーニャは、売り上げ高が30%近く急落した2024年を経て、2025年の売上高は世界の高級ワインとスピリッツ市場の回復力を反映していると述べ、新規コレクターの増加や単独所有者のコレクションの強さを強調した。
単独所有者のオークションとしては、6月にニューヨークで開かれて2880万ドルを売り上げた米国の富豪でワインコレクターのWilliam I. Kochのコレクションがニュースになった。Kochが生涯に収集したコレクションにはロマネ・コンティ1999のメトセラ(6L)、ドメーヌ・ルロワのミュジニー1999などが含まれていた。Kochは真贋論争が起きた「ジェファーソンボトル」や、偽造犯ルディ・クルニアワンをめぐる訴訟で知られている。
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