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ボルドーのペサック・レオニャンでシャトー・スミス・オー・ラフィットを共同所有するダニエル・カティアールが29日、亡くなった。81歳だった。
ダニエルはフランス南東部グルノーブルの出身。アルペンスキーのチャンピオンで、フランス代表チームに加入していた。妻のフローレンスもスラロームの選手だった。親から引き継いだスーパーマーケットを拡大し、スポーツ用品店を成功させたが売却。1990年にシャトー・スミス・オー・ラフィットを買収して、巨額の投資を行い、忘れ去られていたシャトーを再建した。
伝説的なエミール・ペイノーをコンサルタントに迎えて有機栽培を導入した。自社の樽工場を建設し、ビオディナミに転換し、ワインの品質を向上させた。シャトーの白・赤ワインはペサック・レオニャンを代表するワインとして評価されている。
カーボン・ニュートラルな醸造など環境問題の取り組みに関心を持たれて、英国王チャールズ3世とカミラ王妃が2023年に国賓としてフランスを訪問した際は、シャトーの農園を視察した。
一方、シャトーの敷地内で5つ星ホテル「レ・スルス・ド・コダリー」(Les Sources de Caudalie)を運営して、湧き水を利用した世界初のヴィノテラピーを始めた。娘のマチルドと共同設立した化粧品ブランド「コーダリー」も人気を集めている。
また、カティアール夫妻はペサック・レオニャンのシャトー・ル・ティルを買収し、ポムロールのシャトー・ボールガールに出資した。2020年、ナパヴァレーのフローラ・スプリングス・エステートを購入して、カティアール・ヴィンヤードに名前を改めた。
今月初め、夫妻はシャトー・スミス・オー・ラフィットとカティアール・ヴィンヤードの監査役会会長に就任し、2人の娘が取締役会会長に就任した。
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