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36歳のロレンツォ・パスクィーニ、シャトー・ディケムの経営引き継ぐ

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 LVMHの至宝シャトー・ディケムの経営を36歳のエステート・マネジャーのロレンツォ・パスクィーニが引き継ぐ。ピエール・リュルトン(68)の後任のマネージング・ディレクターに就任する。


 パスクィーニはイタリア生まれ。ピサ大学でブドウ栽培と醸造学を学んだ。ロバート・モンダヴィ、シャトー・パルメなどで働いた。ピエール・リュルトンが2015年、26歳でアルゼンチンのシュヴァル・デ・アンデスの醸造責任者に起用した。その後、シャトー・ジスクールで働き、トスカーナのカイアロッサの経営にも携わった。


 パンデミックの最中の2020年にリュルトンから連絡があり、エステート・マネジャーとしてシャトー・ディケムに招聘された。


 パスクィーニは亜硫酸塩の低減、酸化の抑制、熟成期間の短縮などの改革をイケムで行ってきた。2022年の有機栽培への転換を主導し、二酸化炭素排出量の削減など持続可能なワイン造りを重視している。イケムをバイ・ザ・グラスで楽しめる身近なワインにする「ライトハウス」プロジェクトも行ってきた。


 パスクィーニのメンターのリュルトンはイケムの会長となる。リュルトンは2004年からイケムの経営を監督し、故アレクサンドル・ド・リュル・サリュース伯爵が退任した後のCEOとなった。


 

ロレンツォ・パスクイーニ(右)とピエール・リュルトン

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