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オーギュスト・クラープ当主、ピエール・マリー・クラープが死去

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 北部ローヌ・コルナスを代表するオーギュスト・クラープの当主、ピエール・マリー・クラープが74歳で亡くなった。


 ピエール・マリーの父オーギュストは1957年にコルナスで瓶詰めした最初の生産者。コルナスのアペラシオンを創始し、2018年に93歳で亡くなった。ピエール・マリーはタンピエとヴュー・テレグラフを経て、1989年にドメーヌに戻り、持続可能なブドウ栽培を始めた。


 急斜面の花崗岩土壌を耕し、手摘みで収穫したブドウを全房醸造させて、コンクリートタンクと古いフードルで熟成させる伝統的な手法を貫いている。8.5haの畑のレイナール、ラ・コート、ラ・サバロットなどの区画をブレンドしたコルナスで知られた。


 1993年から2007年まで14年間にわたり、AOCコルナスの組合長を務めた。孫のオリヴィエは、ナパヴァレー、オーストラリア、ニュージーランドでの経験を経て、2002年に事業を引き継いだ。


 フランスではルイナールのシェフ・ド・カーヴ、 フレデリック・パナイオティスが先月15日にダイビング事故で亡くなり、ブルゴーニュの重鎮ニコラ・ポテルが27日に悲劇的な死を遂げるなど悲報が相次いでいる。


 

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