- FREE
シャトー・ムートン・ロートシルトが2022年のアーティスト・ラベルを発表した。
フランス絵画界の重鎮ジェラール・ガルーストがフィリップ男爵にオマージュを捧げた。2015年にレジオンドヌール勲章を受章したガルーストは1922年にムートン・ロスチャイルドの運営のトップに立った男爵の100年の歴史をたたえて、肖像画と牡羊を配した紋章となるラベルをデザインした。
ガルーストはシャトーの文化芸術事業を担当するジュリアン・ド・ボーマルシェ・ド・ロスチャイルドと会話して、男爵をとらえた数々の写真から多くのインスピレーションを得たという。
「シャトー・ムートン・ロートシルト 2022」(Chateau Mouton Rothschild 2022)はブラックベリー、ダークプラム、リコリス、しなやかなタンニン、グリップがあり、なめらかなテクスチャー、がっしりした構造に支えられている。砂利、黒煙、タバコ、筋肉質で深みと奥行きがある。カベルネ・ソーヴィニヨンの比率は92%と高く、メルローは8%。ムートンのクラシックな力強さが出ている。乾燥して何度も熱波に見舞われた生育の早かったヴィンテージ。9月1日に収穫を始めた。グランヴァン比率は49%。96点。
購読申込のご案内はこちら
会員登録(有料)されると会員様だけの記事が購読ができます。
世界の旬なワイン情報が集まっているので情報収集の時間も短縮できます!