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NZクメウ・リヴァーのマイケル・ブラコビッチMW、ワインメーカーズ・ワインメーカー賞を受賞

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 ニュージランドのクメウ・リヴァーのワインメーカーを務めるマイケル・ブラコビッチMWが、マスター・オブ・ワイン協会とドリンクス・ビジネスの選ぶ2024年のワインメーカーズ・ワインメーカー賞に選ばれた。


 ブラコビッチMWは南オーストラリア州のローズワーシー大学で醸造学を学び、北島のクメウにある家族経営ワイナリーに戻った。ボルドー・リブルヌのジャン・ピエール・ムエックス社で1983年にジャン・クロード・ベルーエと共に働くなど各地で経験を積んだ。1989年にニュージーランド初のマスター・オブ・ワインとなった。


 ニュージーランドのワイン産業を牽引してきた。栽培と醸造の理論家であり、とりわけ野生酵母によるワイン造りの専門家。スクリューキャップの先駆者で、2001年にクメウ・リヴァーのすべてのワインに導入した。

 

 理論と実践の両方に通じる。MWらが出席するシンポジウムでは、世界のジャーナリストや生産者に最新のワイン造りの理論と成果を披露する。頂点に立つワインメーカーであり、ブルゴーニュに負けないワインをものにしているのはよく知られている。


 2014年に英国の「ファー・ヴィントナーズ」が主催したブラインド試飲で、クメウ・リヴァーはソゼやルフレーヴらより高得点を得た。2018年の新世界とブルゴーニュのブラインド試飲「グレート・ブラインド・シャルドネ・チャレンジ 2018」でも、マテズ・ヴィンヤードは、ルフレーヴのシュヴァリエ・モンラッシェ、アルノー・アントのムルソーに次ぐ3位に入った。


 ワイン製造の分野における傑出した業績をたたえるワインメーカーズ・ワインメーカー賞は2011年から始まった。理論と実践の両方に通じるマスター・オブ・ワインが選ぶところに意義がある。過去の受賞者はそうそうたる顔ぶれ。2020、2021、2023年は受賞者はいなかった。


 ドイツで開かれたプロヴァインで授賞式が行われた。式には欠席したが、「マスター・オブ・ワイン協会の仲間たちに認めてもらえ、本当に嬉しくて光栄」「協会のメンバー、特にワインメーカーのメンバーからの評価であるためなおさら光栄」とビデオメッセージを寄せた。


過去の受賞者は以下の通り。

Jean-Louis Chave (2022)

Angelo Gaja (2019)

Jean-Claude Berrouet (2018) 

Eben Sadie (2017)

Alvaro Palacios (2016)

Egon Muller (2015)

Anne-Claude Leflaive (2014)

Paul Draper (2013)

Peter Gago (2012)
 
Peter Sisseck (2011)


 

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