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英国のアルコール飲料専門誌「ドリンクス・インターナショナル」が選ぶ「世界で最も称賛されるシャンパーニュ・ブランド2024」が発表され、ルイ・ロデレールが5年連続で首位を獲得した。
2位と3位は2023年と変わらずクリュッグとボランジェ。4位にビルカール・サルモン(2023年5位)、5位にポル・ロジェ(2003年7位)と続いた。サロンとカステルノーがトップ30からもれて、テルモンとアヤラが初登場し、ゴッセが23位で返り咲いた。
今回で11回目。世界のソムリエ、小売商バイヤー、卸売り業者、MW、ジャーナリストらが投票し、最も称賛するシャンパーニュの5ブランドを投票した。トップ30が選ばれた。
評価基準はノンヴィンテージだけでなくラインアップ全体の品質と一貫性、ブランディングとマーケティングの強さ、品質と価格のバランス、シャンパーニュへの敬意と称賛、競合他社と比較したブランドの強さ。
ルイ・ロデレールは2018年に初めてトップになり、2019年は3位だったが、2020年に返り咲いた。2021年に評価の高かったノンヴィンテージの「ブリュット・プルミエ」を止めて、パーペチュアル・リザーヴとベース・ヴィンテージのブレンドで収穫年の個性を表現するマルチヴィンテージの「コレクション」に革新した。
2023年は2019ヴィンテージがベースの「コレクション 244」を発売した。プロモーションで日本を含む主要市場をツアーし、2013ベースの試作品「コレクション 238」に始まる7つのコレクションの垂直試飲を行った。
マーケティング優先で秘密主義のはびこるシャンパーニュのメゾンが試作品とその手法を包み隠さず公開するのは極めて珍しい。そのオープンな姿勢はルイ・ロデレールのシャンパーニュ産業のリーダーとしての自覚を表している。同時に、気候変動という課題に対する解決策を、企業の垣根を超えてシェアしたとも言える。
選ばれたブランドは以下の通り。(2023の順位)
1 Louis Roederer(1)
2 Krug(2)
3 Bollinger(3)
4 Billecart-Salmon(5)
5 Pol Roger(7)
6 Dom Perignon(6)
7 Charles Heidsieck(4)
8 Ruinart(9)
9 Taittinger(8)
10 Perrier-Jouet(16)
11 Laurent-Perrier(14)
12 Jacquesson(10)
13 Drappier(14)
14 Veuve Cliquot(17)
15 Philipponnat(11)
16 Bruno Paillard(12)
17 Moet & Chandon(18)
18 Rare(21)
19 Henriot(18)
20 Deutz(18)
21 Telmont(新)
22 GH Mumm(30)
23 Gosset(再)
24 Lanson(24)
25 Piper-Heidsieck(22)
26 Pommery(25)
27 Alfred Gratien(25)
28 Veuve Fourny(25)
29 Palmer & Co(22)
30 Ayala(新)
30 Lallier(28)
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