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多くの100点ワインを手掛けてきた醸造コンサルタントのミシェル・ローランが、3大陸にまたがるマルチ・リージョナル・ブレンド「パンゲア」(Pangaea)のプロジェクトに乗り出している。
評論家ジェーン・アンソンの記事によると、ブレンドされるブドウは、ナパヴァレーのカベルネ・ソーヴィニヨン、ボルドー右岸のメルロー、スペイン・ラマンチャのデヘサ・デル・カリサルのヴィノ・デ・パゴ(Dehesa del Carrizal “Vino de Pago”)のプティ・ヴェルド、南アフリカ・ステレンボッシュのカベルネ・フラン、アルゼンチン・ヴァレ・デ・ウコのマルベック。
昨年9月に初ヴィンテージの2015年が2250本だけ限定発売された。2015年から2017年まで、ローランが各産地でワインを造って樽熟成した後に、ステンレス製二重壁コンテナに入れて海上輸送し、ナパヴァレーでブレンドしてきた。今年5月のヴィネクスポ・シンガポールで、2016年ヴィンテージが正式に発表される予定。
カナダ生まれでステレンボッシュで育った南アフリカの投資家トラヴィス・ブレイスウェイトとのパートナーシップから生まれた。歴史ある地域で造られたワインを1つにまとめることで生まれる調和を示すのが狙いという。
マルチ・リージョナル・ブレンドは、ナパとオーストラリアのブドウを使用したペンフォールズのワイン・オブ・ザ・ワールドや、ボルドーと南オーストラリアのブドウをブレンドしたペンフォールズとドゥルテのペンフォールズⅡカベルネ・シラーズなどがある。
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