NZマーティンボロのドライ・リヴァーが売却

　ニュージーランド北島マーティンボロのカルトワイナリー「ドライ・リヴァー」（Dry River）が、近隣のルナ・エステート（Luna Estate）に買収された模様。

　ドライ・リヴァーはマーティンボローで最初に設立されたワイナリーの1つ。マーティンボロ・ヴィンヤード、アタ・ランギ、クスダ・ワインズと並び称されている。ピノ・ノワールをはじめ、シャルドネ、リースリング、ゲヴェルツトラミナー、シラーなどの評価が高い。

　少ない収量、ドライファーミングなどきめ細かい栽培で知られる。年間生産量は2000-3000ケース。メーリングリストで販売され、国内外でカルト的な地位を築いた。

　ニール・マッカラム博士とドーン・マッカラムが1979年に設立した。米国の投資家ジュリアン・ロバートソンとナパヴァレーのレジ・オリバーに買収されたが、ブティック・ワイナリーとして経営を続けてきた。

　ワイン・サーチャーによると、近隣のマードック・ジェームズやアラナ・エステートを買収したルナ・エステートに買収された模様。公式な発表はされていない。