- FREE
EU全域で偽物のワインとスピリッツは毎年27億ユーロ(約3870億円)の直接売上を上げている。欧州連合知的財産局(EUIPO)がレポートを発表した。
レポートは、偽造品により正規のワインと蒸留酒の売上げが約6.6%減少し、ワインと蒸留酒の違法取引により7000人以上の雇用が失われ、政府は22億ユーロの歳入を失っていると推定している。
EUすべての業界で、偽造品の取引が行われており、その損失額は590億ユーロにのぼる。正規の売上高を7.5%減少させている。英国では偽造品により毎年5万7749人の雇用が失われ、EUIPOが調査した13分野全体の直接売上の8.1%が失われている。
昨年は5000万リットルの偽造アルコールが押収され、ワインと蒸留酒の分野ではスコッチウィスキーが偽造品の主な標的となっている。偽造品のために英国では年間約2億1800万ポンドが失われている
EUIPOの分析によれば、知的財産の侵害は直接的な経済的影響だけでなく、動的かつ長期的な影響を及ぼす可能性があるという。模倣品の最大の生産国は依然として中国でり、インドとトルコがこれに続いている。
購読申込のご案内はこちら
会員登録(有料)されると会員様だけの記事が購読ができます。
世界の旬なワイン情報が集まっているので情報収集の時間も短縮できます!