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世界最大級のスパークリングワイン企業ヘンケル・フレシネが英国に進出する。英国ディストリビューターのフレシネ・コープスティックが、イングリッシュ・スパークリングワインのボルニー・ワイン・エステートを買収した。
ボルニーは1972年、ジャネット&ロドニー・プラットがサセックスで創業。イイングリッシュ・スパークリングワインとステイルワインを生産している。年産量は25万から30万本。現在は娘でワインメーカーのサマンサ・リンターが経営している。
フレシネ・コープスティックは英国のフレシネとコープスティック・マレーが2019年に合併してできた。ヘンケル・フレシネが所有するカバのフレシネ、プロセッコのミオネット、ゼクトのヘンケル、アイ・ハート・ワインズなど多くのブランドを取り扱っている。英国のワイン・エステートの買収は初めて。
リンターは「ボルニー・ワイン・エステートの地位を拡大し続けることを目指す。フレシネ・コープスティックと一緒に働き、グループ内でボルニーを国内外に発展させる手助けをすることを楽しみにしてい」とコメントしている。
イングリッシュ・スパークリングは地球温暖化によって、可能性が高まっており、テタンジェ、ヴランケン・ポメリーがケントとハンプーシャーに進出して、瓶内二次発酵方式のスパークリングを生産している。ヘンケル・フレシネの進出が勢いを加速させられる。
ワインズ・オブ・グレート・ブリテンによると、イングリッシュとウェルッシュ・ワインは2020年に、700万本から30%増加した。過去5年間で、英国の畑の面積は70%増加し、2021年に3800haに達した。
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