- FREE
世界のワインとスピリッツを主導するモエ・ヘネシーが、シャンパーニュの知識の向上と実践の進化を目的としたロベール・ジャン・ド・ヴォギュエ研究センター(Robert-Jean de Vogue Research Center)を発足させた。
2000万ユーロを投じたこのセンターでは、気候変動などにより環境に優しい製品を求める声の高まりを受けて、今後数十年の大きな課題を探る。限界にきている現在のブドウ栽培モデルを進化させて、持続可能で回復力のあるブドウ栽培を目指す。
微生物学、植物生理学、全行程のプロセス工学、堪能分析などワイン造りに関する幅広い分野が研究対象となる。
モエ ヘネシーCEOのフィリップ・シャウスは、「昨年始めた『Living Soils, Living Together』プログラムと連携したこの新しい最先端の研究インフラは、モエ ヘネシーのすべてのメゾンが持続可能性を通じてビジネスを変革し続けることをサポートする」と述べた。メゾン間や公的機関の研究者と知識を共有するための拠点となり、外部組織とのコラボレーションも可能になるという。
センター名となったロベール・ジャン・ド・ヴォギュエは1930-1970年代にモエ・エ・シャンドンを発展させて、モエ・ヘネシー・グループを創設した。1941年のシャンパーニュ委員会の設立にも貢献した。
購読申込のご案内はこちら
会員登録(有料)されると会員様だけの記事が購読ができます。
世界の旬なワイン情報が集まっているので情報収集の時間も短縮できます!