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世界最大級のワインコンペティション「インターナショナル・ワイン・チャレンジ 2021」(IWC)の結果が発表された。チャンピオン・サケは長野・下諏訪の「純米吟醸山恵錦」。チャンピオンワインのスパークリングは「パイパー・エドシック 2008」、白は「ドメーヌ・シガラス サントリニーニ・バレル 2020」、赤は「アルベール・ビショー クロ・ド・ラ・ロッシュ キュヴェ・シロ・ショードロン オスピス・ド・ボーヌ 2019」だった。
年間最優秀ワインメーカーには、白ワインがブルゴーニュのエドゥアール・ドロネー(Edouard Delaunay)のクリストフ・ブリオテ(Christophe Briotet)、赤ワインが豪ウルフ・ブラスのクリス・ハッチャーとスティーヴン・フロストが選ばれた。
エドゥアール・ドロネーは1893年設立のメゾンで、近年のブルゴーニュで注目株の1つ。かつてはDRCの販売業者の1つで、1940年代まではラ・ロマネを独占販売していた。1990年代に有力メゾンのジャン・クロード・ボワセに売却されたが、5代目のローラン・ドロネーが2017年に買い戻して生まれ変わった。
クリストフ・ブリオテは、レッド・ワインメーカー・オブ・ザ・イヤーやベスト・フレンチ・レッド・ワインなどを受賞した2020年に続いての受賞。3年目の若手だが、今回、白ワインでもワインメーカー・オブ・ザ・イヤーを受賞して、実力を示した。コルトン、エシェゾー、シュヴァリエ・モンラッシェなどのグランクリュを含む約30種のワインを手掛けている。
オーナーのローラン・ドロネーは「エドゥアール・ドロネーのドメーヌをかつての栄光に戻し、ブルゴーニュを代表する高級ワインハウスにすることで、家族の遺産を尊重するのが長年の野望でした。今回の受賞は、その目標に向けた新たな一歩です」と喜びを語った。
主な賞は以下の通り。
Champion Wine Awards
Tenuta Di Capezzana Vinsanto di Carmignano Riserva 2013 IWC Champion Sweet Wine 2021 - Alois Kracher Trophy
Emilio Lustau Palo Cortado V.O.R.S 30 Years IWC Champion Fortified Wine 2021 - Manuel Lozano Trophy
Piper-Heidsieck Vintage 2008 IWC Champion Sparkling Wine 2021 - Daniel Thibault Trophy
Domaine Sigalas Santorini Barrel 2020 IWC Champion White Wine 2021
Maison Albert Bichot Clos de la Roche Grand Cru Cuvee Cyrot Chaudron Hospices de Beaune 2019 IWC Champion Red Wine 2021
Winemaker Awards
Hans Tschida from Hans Tschida IWC Sweet Winemaker of the Year 2021
Sergio Martinez from Emilio Lustau IWC Fortified Winemaker of the Year 2021
Emilien Boutillat from Piper-Heidsieck IWC Sparkling Winemaker of the Year 2021
Christophe Briotet from Edouard Delaunay IWC White Winemaker of the Year 2021
Chris Hatcher & Steven Frost from Wolf Blass IWC Red Winemaker of the Year 2021
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