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フランスの農水省関連団体「フランスアグリメール」(FranceAgriMer)のYgor Gibelind代表は22日、2021年の生産量が3200万ヘクトリットルになるという初期の推計値を発表した。
ワイン生産者からの推定に基づいて、2021年の生産量は近年の平均的な生産量を28%から32%下回るという見通しを、記者会見で発表した。損失量は1500万ヘクトリットルで、損害額は15億から20億ユーロにのぼる。天候が不順だった2017年の3600万ヘクトリットルを下回る。
最も被害の大きかったワイン産地はブルゴーニュ地方で、当初は平均で約50%、ラングドック地方では40%、ボルドーを含むアキテーヌ地方とプロヴァンスでは約30%の被害があったという。アルザス、シャンパーニュ、コニャックでは10%程度の被害にとどまると予想されている。
今回の霜は南下し、広範囲にわたって発生した例外的なものだった。政府は約10億ユーロの農業支援を約束しており、その中にはワイン生産者が保険でカバーされない損失の40%まで補償する災害基金も含まれている。
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