- FREE
ロンドンに本部を置く世界最大のワイン教育機関「Wine and Spirits Education Trust」(WSET)が、最大級の市場である中国で、プロバイダーの行う講義と試験を含むすべての活動を一時停止することを発表した。
現地報道によると、NGO(非政府組織)のWSETが国務院の教育部、民政部から関連する法律に関する認可を得ていないのが原因と見られる。中国当局がWSETが大量の生徒向けの教育を行うのに必要な免許を取得しているかどうかを調査している。
WSETは問題解決に向けて、関係当局と調整し、現地のプロバイダーとも連絡をとっている。
WSETは15年前に中国に進出し、ワイン、スピリッツ、SAKEのコースを展開している。2019/2020年期で米国、英国に続くトップ市場の1つ。2018/2019年期には中国本土で1万8206人が、各種の試験を受験した。170を超すプロバイダーが存在する。
WSETは70を超す国で900を超すオペレーターを通じて教育を行っている。
購読申込のご案内はこちら
会員登録(有料)されると会員様だけの記事が購読ができます。
世界の旬なワイン情報が集まっているので情報収集の時間も短縮できます!