キャメロン・ディアス、オーガニックワインのブランド始動

　ハリウッドの女優業から引退したキャメロン・ディアスが、実業家のキャサリン・パワーと組んで、オーガニックなワインのブランド「Avaline」（アヴァリン）を立ち上げた。

　アヴァリンはスペインの白とフランスのロゼの2種のオーガニックワインを、米国で発売する。白はペネデスでオーガニック栽培するマカベオ、マルヴァジア、チャレロをブレンドした辛口。ロゼはプロヴァンスでオーガニック栽培するサンソー、グルナッシュ、カベルネ・ソーヴィニヨン、シラーなどのブレンド。それぞれ希望小売価格24ドル。

　ディアスは家族のつながりで、ファッション業界で活躍するパワーと知り合い、オーガニックなワイン造りを思い立った。2年がかりで準備を進めた。オーガニックな認証を受けた畑のブドウを使い、クリーンなワインを目指している。ビーガン・フレンドリーで、遺伝子組み換え物質やグルテンを使わず、糖分や人工的な凝縮装置を使わないという。

　「長年ワインを楽しんできたけど、ワインはブドウを発酵させて造られるから、最も選択に気を使う飲み物だと考えたことはなかった」というディアスは、「大半のワインがオーガニックなブドウを使わず、70以上の添加物が使われていると知り、考えを変えた」という。

　米国で人気上昇中のロゼワインは、セレブワインに多く、歌手のジョン・ボンジョヴィ、ジョン・レジェンド、カイリー・ミノーグ、女優のサラ・ジェシカ・パーカーらが発売している。

　47歳のディアスは2015年、パンクロックバンドのグッド・シャーロットのギタリスト、ベンジー・マッデンと結婚して、女優業からは引退している。今年1月に娘の誕生を発表した。