WSET受験生、中国が英国を抜いてトップ

　世界最大のワイン教育機関「Wine and Spirits Education Trust」（WSET）の、過去12か月間の受験生は9万4822人と過去最大を記録した。

　2018年7月末で終わる2017/2018年学期の受験生数は、前学期より11%増加し、16年連続で増え続けている。国別では中国が英国を抜いて、2万1986人でトップ。9%増加した。英国は前学期とほぼ同数の1万9460人。米国は24%増えて1万4204人と大きく伸びた。トップ10には、ブラジルとアラブ首長国連邦がそれぞれ40%、75%増えて、トップ10に入った。

　WSETは世界的なスピリッツの好調な売り上げを反映して、スピリッツのレベル3コースを始めるが、それに先立ってレベル2のスピリッツ・コースの受験生が、英国で42%、世界で55%増加したという。世界には33の教育拠点があり、70か国以上に800以上の公認プログラム・プロバイダーがいる。

上位10か国（増減）

China (+9%)
UK (ほぼ同数)
USA (+24%)
Canada (+5%)
Australia (+18%)
France (+17%)
UAE (+40%)
Switzerland (-1%)
Brazil (+75%)
Netherlands (+6%