ボルドー・プリムール2017、エノテカが2016より値下げで販売

　2017ヴィンテージのボルドー・プリムールを、エノテカが21日正午から、会員向けに優先販売を始める。

　2017ヴィンテージは、春の霜で生産量を大きく減らしたが、品質は全体的に2014を上回り、2015，2016に近い仕上がり。メドック北部の霜の影響は少なく、トップシャトーは確かな品質をものにした。1級シャトーはいずれも2014と2015の中間に位置する品質。白は優れている。右岸のポムロールやサンテミリオンの標高の高いプラトーからは、優れたワインが生まれた。

　エノテカは初めて、大容量のマグナム（1.5リットル）、ダブルマグナム（3リットル）を発売する。1級シャトーのスタンダード瓶の1本単位の税抜き売り出し価格は、ラフィット・ロートシルトが8万円、ムートン・ロートシルトとオー・ブリオンが6万5000円、マルゴーが6万8000円となっている。

　2017年7月に販売された2016ヴィンテージの価格は、ラフィット・ロートシルトが8万8560円、ムートン・ロートシルト、マルゴー、オー・ブリオンが8万1000円。2017ヴィンテージのエノテカの販売価格は、やや値下がりした。

　これは、各シャトーのネゴシアンの売り出し価格が下がったため。ラフィットの売り出し価格は8%ダウンの420ユーロ、ムートン・ロートシルト、オー・ブリオン、マルゴーは17%前後の値下げで348ユーロだった。

　21日からはクラブエノテカVISAカード会員限定。一般販売は28日から。　エノテカの販売ページはこちらhttps://www.enoteca.co.jp/primeur/index.html