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フランス冷涼気候の見本市、マスタークラスが充実

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 2月にパリで開かれるフランスの冷涼な気候産地の生産者が集まる見本市「ヴィノヴィジョン・パリ」(Vinovison Paris)では、産地に通じるソムリエら専門家によるマスタークラスが注目される。
 「ヴィノヴィジョン・パリ 冷涼気候ワイン国際見本市」は2017年2月に、パリで初めて、冷涼な気候から産するワインにフォーカスした見本市として開かれた。2018年はパリ・エクスポ・ポルト・ド・ヴェルサイユで、2月12日から14日まで開かれ、14日から17日にはパリ・ワイン・ウィーク(Paris Wine Week)、18日から20日にモンペリエでのと続けて開かれる。
 6つのワイン生産者団体が手を結んで参加している。サンセール、プイィ・フュメなどセントル・ロワールの「BIVC」、シャンパーニュの栽培農家の「SGV」、ロワール全域の「インターロワール」、ブルゴーニュの「BIVB」、アルザスの「CIVA」、ボージョレの「インターボージョレ」。どの団体も長い歴史と多くの加盟メンバーを抱えるフランスを代表する生産者団体ばかりだ。
 各産地にフォーカスして新たな発見のあるマスタークラスが開かれる中でも注目株は、2007年のフランス最優秀ソムリエで、3つ星レストラン「ジョルジュ・ブラン」のソムリエを務めるファブリス・ソミエが「ブルゴーニュの産地のクリマ:究極のテロワール表現」と題してレクチャーする。ユネスコの世界遺産に登録された「クリマ」が、どこの産地よりも冷涼な気候の影響を受けて秀逸な単一品種のワインを生み出していることを解説する。レストラン経営者、ワイン商、ソムリエ、ジャーナリストらにとって刺激的な内容が期待される。
 さらに、クリエイティブなレストランに欠かせない個性豊かなボージョレを紹介するマスタークラス等、各産地ワインのユニークな講義のほか、シュナン、リースリングといったぶどう品種からアプローチするプログラム、フランスソムリエ協会(UDSF)によるセミナーなども開催される。
マスタークラスも充実
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