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シャトー・ムートン・ロートシルト2015年のアーティストラベルが発表された。写真と絵画を融合した抽象的な作風で知られるドイツの画家ゲルハルト・リヒターを起用した。
1932年生まれのリヒターは、新聞や雑誌の写真をカンバスに描き写して、全体をぼかす「フォト・ペインティング」の手法で有名になった。1986年の「Abstraktes Bild」 は2015年のサザビーズのオークションで3040万ポンドの記録的な高額で落札された。
今回はフルックスという手法を用いた。エナメルペイントをプレキシガラスに広げて、ガラスのプレートに押し付けて、プレートを重ねる。作業で変わる色を撮影して、緑と赤が基調となる大理石のようなタッチを持つ作品に仕上げた。
ムートンのアーティストラベルは、1924年にフィリップ・ド・ロスチャイルド男爵が始め、45年から連続して行っている。ピカソ、ダリ、ウォーホルらの有名アーティストを起用してきた。
娘のフィリピーヌ男爵夫人が亡くなった後は、ムートンを所有するドメーヌ・バロン・ド・ロスチャイルド(DBR)の経営は、長男のフィリップ・セレイス、長女のカミーユ、次男のジュリアン・ド・ボーマルシェの3人が共同で指揮している。1971年生まれのジュリアンは画廊で働いた経験が長く、母の後を継いでアーティスト選定役を担っている。
ムートンの2015はニール・マーティンが97-99点、アントニオ・ガッローニが95-97点を与えた。
1932年生まれのリヒターは、新聞や雑誌の写真をカンバスに描き写して、全体をぼかす「フォト・ペインティング」の手法で有名になった。1986年の「Abstraktes Bild」 は2015年のサザビーズのオークションで3040万ポンドの記録的な高額で落札された。
今回はフルックスという手法を用いた。エナメルペイントをプレキシガラスに広げて、ガラスのプレートに押し付けて、プレートを重ねる。作業で変わる色を撮影して、緑と赤が基調となる大理石のようなタッチを持つ作品に仕上げた。
ムートンのアーティストラベルは、1924年にフィリップ・ド・ロスチャイルド男爵が始め、45年から連続して行っている。ピカソ、ダリ、ウォーホルらの有名アーティストを起用してきた。
娘のフィリピーヌ男爵夫人が亡くなった後は、ムートンを所有するドメーヌ・バロン・ド・ロスチャイルド(DBR)の経営は、長男のフィリップ・セレイス、長女のカミーユ、次男のジュリアン・ド・ボーマルシェの3人が共同で指揮している。1971年生まれのジュリアンは画廊で働いた経験が長く、母の後を継いでアーティスト選定役を担っている。
ムートンの2015はニール・マーティンが97-99点、アントニオ・ガッローニが95-97点を与えた。
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