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ジャン・ニコラ・メオもオレゴン進出

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 ブルゴーニュの有名な造り手ジャン・ニコラ・メオが、米国音楽業界の大物ジェイ・ボバーグと手を組んで、オレゴンのウィラメット・ヴァレーでピノ・ノワール生産に乗り出す。

 ボバーグはREMをカレッジ・チャートで売り出したIRSレコードを1979年に共同設立したことで有名。94年から2003年までユニバーサル・ミュージック傘下のMCAレコードを率いた。現在はデジタル音楽・出版を手がけるアイソレーション・ネットワークスのチェアマン。ジャン・ニコラ・メオは、ヴォーヌ・ロマネに本拠を構えるドメーヌ・メオ・カミュゼ当主。小作人だったアンリ・ジャイエから手ほどきを受け、ヴォーヌ・ロマネ・クロ・パラントゥ、リシュブール、クロ・ヴージョなどを生産する。

 ワイン・スペイテイターによると、ボバーグはナパヴァレーにカベルネ・ソーヴィニヨンの畑を所有するワイン愛好家。メオと長年の友人で、2011年から計画を練っていたという。13年はウィラメット・ヴァレーのダンディー・ヒルズのマレッシュ・ヴィンヤードから300ケースのピノ・ノワールを生産する予定。メオの指揮の下で、ワインメーカーのケリー・フォックスが有機栽培を行っている。さらに生産量を増やす。

 ジョゼフ・ドルーアンのヴェロニク・ドルーアンが87年にドメーヌを設立したオレゴンはこれで、ブルゴーニュ生産者が計5人参入したことになる。ルイ・ジャドの元醸造責任者ジャック・ラルディエールがレゾナンス・ヴィンヤードのプロジェクトを始めるほか、ラ・ロマネで知られるルイ・ミシェル・リジェ・ベレールが映画監督のマーク・タルロフとコラボレーションする「チャプター24」を手がける。ドミニク・ラフォンはイヴニング・ランド・ヴィンヤードのコンサルタントを続けている。

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