- FREE
ドイツのヘンケル・フレシネが、シャンパーニュのメゾン・ポメリー・エ・アソシエの買収交渉に乗り出している。取り引きが成立すれば、シャンパーニュ、カバ、プロセッコ、クレマンなどのブランドが統合され、スパークリングワイン業界の再編につながる可能性がある。
ヘンケル・フレシネの子会社ヘンケル・インターナショナルは、メゾン・ポメリー・エ・アソシエの株式の過半数を取得する戦略的統合案を提案した。独占交渉の期間は2か月に設定されている。
ポメリーはヘンケル・インターナショナルと交渉を始めたことを声明で確認し、取締役会内に特別委員会を設置した。2025年度の財務諸表を承認するための株主総会を6月4日から30日以降に延期した。
両社は買収監査、契約条件の合意、規制当局の承認などを条件としている。
ヘンケル・インターナショナルは世界No.1のスパークリングワインブランドのフレシネ、代表的なプロセッコのミオネット、クレマン・ド・ロワールの名門グラシアン・エ・メイエ、シャンパーニュのアルフレッド・グラシアン、ドイツのヘンケルなど、大手ブランドを所有する。ドイツ・ラインガウのシュロス・ヨハニスベルクも傘下に収めている。
一方、メゾン・ポメリー・エ・アソシエは、シャンパーニュのヴランケン、ポメリー、シャルル・ラフィット、ポンパドールなどに加えて、イングリッシュ・スパークリングのルイ・ポメリー・イングランド、ルイ・ポメリー・カリフォルニアも所有する。プロヴァンス地方、カマルグ地方に加え、ポルトガルのドウロ渓谷でも事業を展開している。
ヘンケル・インターナショナルは、2025年度の純売上高が12億5000万ユーロで2024年比で0.5%増加している。プロセッコ、クレマン、食前酒、ノンアルコール飲料が好調だった。
メゾン・ポメリー・エ・アソシエは2025年の売上高が前年比3.6%減の2億9320万ユーロだった。エドシック&カンパニー・モノポールをランソンBCCに売却したことで、純利益は3190万ユーロに増加した。
今回の提携によって、ヘンケルはシャンパーニュ市場の地位を強化できる。ポメリーは世界各地で確立されている流通チャンネルへのアクセスを強化できる。
購読申込のご案内はこちら
会員登録(有料)されると会員様だけの記事が購読ができます。
世界の旬なワイン情報が集まっているので情報収集の時間も短縮できます!