シャンパーニュのルイナール、ニコラ・ルイナール・パビリオンを建築

　シャンパーニュのメゾン・ルイナールが、2029年の創業300周年を前に、ワイン・ツーリズムを強化するニコラ・ルイナール・パビリオンの建築プロジェクトを発表した。

　パビリオンは2015年にユネスコの世界遺産に登録された白亜のクレイエールを有するランスの歴史的なメゾンの向かいに建造される。自然、文化、歴史、芸術を集めた体験型プログラムを訪問者に提供する。試飲でき、限定キュヴェも提供する。シャンパーニュのワイン・ツーリズムの振興に一役買う。

　日本人建築家の藤本壮介氏が設計する。パビリオンは地元の自然素材を使用し、バイオ素材による断熱材や緑の屋根を設置するなど、環境に配慮している。2年かけて2024年に完成させる。