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オスピス・ド・ボーヌ2022、史上最大規模の出品

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 今月20日に開かれる162回目のオスピス・ド・ボーヌのオークションは、2022年に収穫された計51キュヴェの802樽が出品され、史上最大の規模となる。サザビーズが発表した。質量ともに期待が高まっている。


 今年はオスピスが所有する60haの畑から、620樽の赤ワインと182樽の白ワインが出品される。計802ロットに分けられる。これらは有機栽培への転換2年目に入っている。その中には、Corton Grand Cru cuvee Les Renardes と Beaune 1er cru Clos des mouches cuvee Hugues et Louis Betaultの2つの新キュヴェが含まれる。


 ルイ・ラトゥールの代表で、9月に亡くなったルイ・ファブリス・ラトゥールに敬意を表して、特別なチャリティ樽「Piece des Presidents」(大統領の樽)が出品される。コルトン・ルナルド、コルトン・ブレッサンド、コルトン・ショームの3つのブレンドで、メゾンの樽製造所で作られた228Lの特別樽で熟成させた。


 このチャリティロットの収益は、小児がんの子どもたちを支援する団体に寄付される予定。


 ドメーヌ・デ・オスピス・ド・ボーヌの醸造長リュディヴィーヌ・グリヴォー(Ludivine Griveau)は「2022年の白は黄色い果実のアロマとアニスのヒントがあり、美しいアロマのポテンシャルを明らかにしている。収穫日は最適で、熟成とフレッシュさの良いバランスを得られた。ピノ・ノワールは低温浸漬により、美しく濃いルビー色と黒い果実の力強いアロマが引き出された。シルキーななテクスチャーは私たちが生産した33の赤ワインのキーワード」とコメントしている。


 グリヴォーによると、2022年は温暖で、春は雨、夏は乾燥して暑くかった。芽吹きは早く、豊作だった。「最初からブドウの樹の状態は良く、開花も完璧な状態で行われた。収穫はプイィ・フュイッセで8月25日に始まり、コート・ドールは8月29日、サン・ロマンで9月16日に終わり、長く、寛大で健康的だった」と語った。


 昨年のオークションでは、1977年以来最小だったにもかかわらず、総額1260万ユーロ、プレジデント・デ・ピエスで80万ユーロという記録的な価格で落札された。

オスピス・ド・ボーヌの醸造長リュディヴィーヌ・グリヴォー

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